立地企業の声一覧

福井中央魚市株式会社

執行役員 養殖事業部部長兼商品部部長

吉田 祐記

インタビュー

Q1福井県への進出のきっかけ

A1

立地進出した大野市は、自然環境に恵まれ、特に事業継続に重要な要素である水質が大変良いことが進出を決めた第一要因でありました。
また、今後の事業を展開していく中で、地産地消の市場を重視していく会社方針からも福井県内での投資を実施しました。
さらに地方自治体や地元関係者の協力を得ることができたことも重要なポイントでした。

Q2福井県へ進出して良かった点

A2

地方自治体の支援が、情報提供をはじめとして充実していた点。
今後の事業展開における研究開発についても、福井県立大学や福井県水産試験場などと共同研究をすすめていただき、産学官連携が上手くいっている点。
中部縦貫道をはじめ交通網が新たに整備されつつあり、県内外の関連する拠点へのアクセスが良くなっている点。

Q3福井県内拠点の事業内容

A3

今回進出した大野市の施設では、ご当地サーモン「ふくいサーモン」を育成する事業を行っており、海面養殖施設への種苗の育成と淡水養殖における成魚までの育成を行っています。
福井県は県内全域での「ふくいサーモン」の年間生産目標を400トンとしており、弊社で育成した種苗は他の養殖業者へも提供しています。
なお、大野市の施設で成魚まで育成したサーモンは、福井市中央卸売場等で販売していく予定です。

Q4今後の展望

A4

立地条件に合致するような場所があれば、更に福井県内での立地進出を考えています。
産学官連携における研究等は順調に進んでおり、継続して行うとともに新たな研究についても産学官連携で取り組んでいきたいと考えています。
今後は今回の進出した施設により増産される種苗を他の事業者に提供し、関係する事業者とタッグを組んで、WIN-WINの関係を構築していきたく考えています。

プロフィール
拠点名: FCU宝慶寺サーモンベース
立地所在地: 福井県大野市宝慶寺
進出年月: 2023年 10月
県内従業員数: 66人 ( 2023年 12月現在 )